socialandstudy’s diary

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働く私たちの権利-労働時間、休業について

今回は籏智優子『知っておきたい!働くときのルールと権利(なるにはBOOKS)』2010 ペリカン社から働く際に知っておいた方が良いルール、権利などについて解説していきたいと思います。

1 時間外労働と割増金

法的労働時間外に仕事をさせる場合、会社は割増賃金を払わなくてはなりません。

 

・法定労働時間:1日8時間、週40時間の労働(プラスで1時間の休憩が必要)

・割増賃金:通常→時給から25パーセントUP

      深夜→時給から50パーセントUP

      休日→時給から35パーセントUP

      休日深夜→時給から60パーセントUP

このようになります。月給の場合は、それを時給換算し、適応します。

そしてこれには派遣社員契約社員、パートタイマーも含まれることも重要です。

 

休業手当

会社責任によって労働者の仕事が妨げられてしまった場合、すなわち、仕事中の事故や会社の責任で運営できなくなってしまった場合には賃金の60パーセント以上を保障しなければなりません。

 

休憩

次に就業中の休憩について説明します。

1日の労働時間が6時間をこれ得るときには、45分以上

8時間を超えるときには1時間以上

の休憩を与えなければならないというルールがあります。

これは、連続でなくても構わないということになっています。

 

有給休暇

有給休暇とは、給料を保障される休暇のことです。働くべき日に働く義務を免除され、しかも賃金が支払われます。

ですが、これを取得するには制限があります。

 

条件

①6か月間継続して働いたこと

②その間の全労働日の8割以上を出勤した

 

この条件を満たした者には1年間で10~20日の有給休暇が与えられます。

ここでも重要なのが派遣社員契約社員、パートタイマーにも労働時間、日数に応じて適応されることです。

また基本的に「いつでも」この休暇を与えなければなりません。

 

まとめ

以上、働く際の権利について簡単に説明していきました。

しかし、アルバイト先でこのようなことを教えてくれた職場があるでしょうか?

職場からすれば、使い捨てのアルバイトにこのような権利があることを教えたくはないのです。

そのため、私たち労働者が知識を身に着け、「使いつぶされないように」しなければなりません。

興味がある方は、読んでみてはいかがでしょうか。

 

参考:籏智優子『知っておきたい!働くときのルールと権利(なるにはBOOKS)』2010 ペリカン